Linux016 「VineLinux3.1とWindows2000でデュアルブート 成功」(05/03/01 Tue) 

 

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以前Turbolinux10とかをインストールしたりしてた実験用PCが逝ったっぽいので替わりに用意したのがDell Optiplex GX100。\4000。中古。サーバとか実験用にしようかと思います。今回はこいつに「Windows2000とVineLinux3.1デュアル環境」を用意します。

ってことで、まずは30GBのハードディスクの10GBにNTFSフォーマットでWindows2000をインストールしました。そして次に10GBにVineLinux3.1をインストールし、残り10GBをFAT32フォーマットでデータ置き場とします。ここで説明するのは、赤字の部分です。

まずは準備

ISOイメージをダウンロード(ファイルは1個でした)し、CDに焼き、インストールCDを作成します。*焼き方はコチラ参照。

インストールの開始

インストールCDをCDドライブに入れ、パソコンを再起動します。VineLinuxのインストーラーが起動せず、普通にWindowsが起動する場合は、BIOSのブートシーケンス(CDを優先)を見直しましょう。CD優先にすれば、OKだと思います。

いきなり選択肢

「boot:_」と表示され、さらに、「インストールならEnter」「グラフィカルインストールじゃないならtextと打て」「レスキューならF5」などと色々表示されていますが、迷ってると自動的にインストールが始まります(Enterを押したことになる)。

Language Selection

使用言語を選択します。「Japanese(初期値はEnglish)」を選択して「Next」をクリック。
キーボード設定 使用するキーボードを選択します。キーボードのモデル「Japanese 106-key(初期値のまま)」、レイアウト「Japanese(初期値のまま)」、デッドキー「デッドキーを無効にする(初期値はデッドキーを有効にする)」を選択して「次へ」をクリック。*日本語環境ではデッドキーは意味がない
マウス設定 使用するマウスを選択します。「3 Button Wheel Mouse (PS/2)(初期値のまま)」を選択して、「3ボタンマウスのエミュレート」というチェックは、入れない(初期値のまま)で「次へ」をクリック。*Wheelってのは、最近のマウスなら標準装備してるページを下げたりするグリグリのことです。
Vine Linuxの世界へようこそ ようこそ画面が表示されます。「次へ」をクリック。
インストールオプション インストールの種類を選択する。まずは、「インストール」か「アップグレード」かを選択できる。「インストール(初期値のまま)」を選択し、次に「フルインストール」「最小インストール」「カスタム」が選択できるが、「フルインストール(初期値のまま)」を選択して「次へ」をクリック。
パーティション分割方法の選択 方法を選択する。「インストーラが自動的にパーティション設定を行う」「Disk Druidを使用して手動でパーティションを設定」「dfiskを使用して手動でパーティションを設定する」の中から選択できるので、「インストーラが自動的にパーティション設定を行う(初期値のまま)」を選択し、「次へ」をクリック。*Windowsとはパーティションの仕様が異なります。自動が楽ですが、理解してるなら手動でも良いかと。メモリを512MBぐらい搭載してるならswap領域は必要ないでしょう。「/」ってのがWindowsでいうところのCドライブと考えてください。
自動パーティション設定 自動パーティション設定するドライブ:の選択となる。「システムのすべてのLinuxパーティションを削除」「システムのすべてのパーティションを削除」「すべてのパーティションを保持し、既存の空き領域を使用」の3択となるので、「システムのすべてのLinuxパーティションを削除(初期値のまま)」を選択して「レビュー」というチェックは入れた(初期値で入ってる)まま「次へ」をクリック。*既にLinuxが存在する場合は「すべてのLinuxを削除します」という警告がでるので、消す場合は、「はい」をクリック。「すべてのパーティション」というのを選択するとWindows領域も消去。
ディスクの設定(自動) 自動でパーティションが設定されているので、それでよければ、「次へ」をクリック。気に入らなければ、そのパーティションを選択し、「編集」をクリックして、容量などを変更する。今回の例が下。「/(ルート)」の容量を少し変更した。
    デバイス            開始  終了   容量     タイプ      マウント  フォーマット
/dev/hda
    l-/dev/hda1            1  1275  10001  NTFS                   いいえ
    l-/dev/hda2       1276  1281       47  ext3        /boot     はい
    l-/dev/hda3       1282  2556  10001  ext3        /           はい
    l-/dev/hda4       2557  3739   9280  拡張領域
         l-/dev/hda5  2557  2621    510  swap                      はい
         l-空き          2622  3739   8770  自由領域
*基本領域は4つまでなので、基本領域が3つ(hda1〜3)となった時点で次の領域は論理ドライブ(拡張領域)となります。
ブートローダの設定 ブートローダをどうするかを設定します。まずは、ブートローダの選択「LILOをブートローダとして使用」か「ブートローダをインストールしない」の2択。「LILOをブートローダとして使用(初期値のまま)」を選択、ブートローダをインストールする場所は「マスターブートレコード」「ブートパーティションの最初のセクタ」から選択できるが、「マスターブートレコード(初期値のまま)」を選択し、「LBA32の使用の強制」というチェックを入れて(初期値ではチェックは入ってない)、ブートラベル(初期値はlinux)を入力する。既に他のOSが入ってるときは、どちらかを「標準のブートイメージ」にする。今回はVinelinuxを標準のブートイメージにして、「次へ」をクリック。*ブートローダとは起動OSを選択する機能です。マスターブートレコードとはハードディスクの先頭にあり、一番最初にアクセスする領域で、OSを選択(デュアルブート)するならそこに「選択する」ということを教えておかないとダメです。LBA32とは、8GBを超えるハードディスクなら有効にしましょう。
ネットワークの設定 「DHCPを使用して設定」「起動時にアクティブにする」という2ヶ所のチェックがあるが、「DHCPを使用して設定」のチェックをはずし、「起動時にアクティブにする」のチェックは入れておく。すると、各情報を手動で入力することになるので、IPアドレス「192.168.11.9」、ネットマスク「255.255.255.0」、ネットワーク「192.168.11.0」、ブロードキャスト「192.168.11.255」、ホスト名「DOG100」、ゲートウェイ「192.168.11.1」、1番目のDNS「192.168.11.1」と入力し、2番目、3番目のDNSは入力せずに、「次へ」をクリック。*DHCPとは、ルータやプロバイダによって、自動でIPアドレスを割り振られる仕組みです。楽でいいのですが、自宅サーバなんかをする予定があるなら手動にしておくべきです。
タイムゾーンの選択 初期値で「アジア/東京」となっている。「システムクロックでUTCを使用」というチェックは入れない(初期値のまま)で、そのまま「次へ」をクリック。

アカウントの設定

rootパスワード「○○○○○○(6文字以上)」を入力し、その下の「確認:」というところにも同様のパスワードを入力する。さらに、ユーザーアカウント作成もできるが、作成せずに「次へ」をクリック。*rootとは、WindowsでいうとAdministrator。パスワードは慎重に。

グラフィカルインターフェースの設定

ビデオボードが検出される。「intel 810」と自動認識したので、そのまま「次へ」をクリック。
インストール準備完了 「次へ」をクリック。
・・・ フォーマット、パッケージのインストールが自動で行われます。*この間の時間は環境(パーティションの容量やパッケージの量)によりますが、今回は約30分ほどでした。
モニタの設定 使用するモニタを選択します。一覧にある場合はそれを、ない場合は一番近いと思われるものを選択して、「次へ」をクリック。*Windowsではさほど気にしたことが無いモニタの周波数(水平と垂直)が必要になります。自分の使ってるモニタのスペックですね。
X設定のカスタマイズ 色深度「High Color 16 Bit(初期値のまま)」、画面の解像度「1024x768(初期値のまま)」、ログインの種類「グラフィカル(初期値のまま)」を選択し、「次へ」をクリック。
完了 「おめでとうございます」と表示され、インストール完了となります。「終了」をクリック。
・・・ インストールCDがイジェクトされ、再起動がかかります。

これで、パソコン起動時に、LILOというブートローダ(VineLinuxのブートローダ)が起動し、Windows2000とVineLinux3.1のどちらを起動するかを選択できる(5秒ほどのカウントダウンがあり、選択しなければ、「標準のブートイメージ」に設定した方 = 今回はVineLinux が起動)。一応起動チェックしたところ、どちらも問題無く起動した。

ほとんどが初期値のままですが、私が理解に苦しんだところは

パーティション〜ブートローダの間。

なんせLinux用語のオンパレード。普通にWindowsのみ使ってた人間からすれば

わからない単語だらけ。

まぁだいぶ慣れてきたような感じはします。

 

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