orig033 「ケースファンの回転数を下げる」(05/03/01 Tue)

 

← 戻る 自作パソコンメニュー 次へ → ☆ Top ☆

ファンがうるさい。

ファンコントローラーは高い。

ってことで無理矢理静音FAN。

そもそもFANは、12Vの電圧と0.1〜0.3Aぐらいの直流電流で駆動している。

回転を遅くすれば静かになる。

つまりかける電圧を下げてやればいい。

通常、パソコン内部のデバイスは、電源に対して並列に接続されているため

どれも同じ電圧がかかり、デバイスを増やせば消費する電流が増えるようになっている。

これを直列につなげば、電流消費はそのままでそれぞれのデバイスにかかる電圧を

下げることができる。このへん参照。

まずは、普通の電源分岐ケーブルを用意。左がメスになっていて、各デバイスに接続するほう。右がオスで、元側。
オス側の端子付近。このように並列になるように、結線されている。ちなみに、左から、5V(赤)、GND(黒)、GND(黒)、12V(黄)となっている。ケースファンが使用するのは、12Vなので、12V(黄)とGND(黒)。これを普通は・・・

このように接続する。両方のファンに12Vがかかる。つまり仕様速度で回転するわけである。これが並列の形。これを直列にすると・・・

こうなる。コネクタ(上)から出た12Vは、黄色い線を通って右側のFANに行き、6V程消費して右側のFANから出ていき、左側のFANに入り、さらにここでも6V消費してコネクタに戻るという輪を作る。簡単に言えば乾電池に対して豆電球を2個並べただけだ。こうすることで、1個のFANにかかる電圧は並列のときの約半分の6Vとなる。

では、実際の工作。オスコネクタ(電源に接続するほう)の線を切断する。各メスコネクタにどちらかが残るように注意。今回は左側のコネクタには12V(黄)が残り、右側のコネクタにはGND(黒)が残っている。そうすると、2つのオスコネクタからそれぞれ黄と黒の線が飛び出るハズだ。これを結ぶ。電気的に接触しなければならないので、ハンダづけするなり、とにかく電流が流れなければ意味がない。
このように、中の導線を取り出し、まとめてハンダづけした。んで、他との接触を避けるため、ビニールテープで巻いて、OK。あとは、普通にそれぞれのオスコネクタにFANを接続するだけ。

以上です。ただしこれをやる時は、同じFANを使うのがいいでしょう。

FANが違うと消費電流が違ったりして片方だけ回転したり。

あと、ボールベアリングが付いていないFANでこれをやると、

回転が遅くなるため、普段聞こえない(高速回転中は聞こえにくい)「カリカリ」という音がしたりします。

そんなに冷やす必要もないのにFANが回転しすぎててウルサくて

ファンコントローラーを買うのはもったいない人はいかがでしょうか。

 

← 戻る 自作パソコンメニュー 次へ → ☆ Top ☆

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送