nw005 「無線LANについて」(04/09/14 Tue)

 

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普通LANを構築するなら有線で行うでしょう。LANハブを使って、パソコンにLANボードを挿して、LANケーブルで接続します。じゃあなんで無線があるんでしょうか?これは、有線のデメリットを解決するものだと思います。

有線LANのデメリット

・LANケーブルが邪魔になる。家庭によってはカナリの長さが必要になる。

まぁこれでしょうね。例えば1階と2階にパソコンがあり、LANで繋ごうとすると20mぐらいは必要になるかもしれません。値段も結構かかるでしょう。以下に、LANケーブルの種類を書いておきます。

LANケーブル

10BASE-T・・・伝送速度10Mbpsのツイストペアケーブルを使ったもの。ハブとパソコンの最大距離は100mまで。

100BASE-T・・・伝送速度100Mbpsになったもの。あとは10BASE-Tと同じ。距離も100m。

1000BASE-T・・・伝送速度1000Mbpsになったもの。あとは10BASE-Tと同じ。距離も100m。

CAT5・・・カテゴリ・ファイブ。ケーブルの規格です。100MHzまでの通信帯域をもっています。たぶん100BASE-Tまでしか対応していません。

CAT5E・・・エンハンスド・カテゴリー・ファイブ。1000BASE-Tにも対応したCAT5です。

CAT6・・・カテゴリー・シックス。現在最新のケーブル規格。250MHzまでの通信帯域をもっています。

UTPケーブル・・・Unshielded Twist Pair 。LANケーブルの1つです。シールドされていないので、安いですが、ノイズに対しては強いとは言えません。

STPケーブル・・・Shielded Twist Pair 。シールドしてあるので高いですが、ノイズに強いです。

まぁケーブルとしては黄色と緑と青のマーカーからそれぞれ1つの規格がセットになったもの例「CAT5E 100BASE-T STP ケーブル」ってことになるんです。

あぁあと、ストレートケーブルとクロスケーブルってのがあります。これはパソコンとパソコンを直接LANケーブルでつなぐときなんかにクロスケーブルを使用します。通常ハブとパソコンを接続するでしょうからストレートケーブルを選びます。

で!このケーブルがジャマになってきたら!いよいよ無線なんですが、これまた規格が3つほどあります。

無線LANの規格

11a・・・速度54Mbpsで、利用周波数が5.2GHz。周波数が高いため、電波干渉がすくなくて良いが、その分直進性があり、壁なんかの障害物に弱い。普及率は高くない。

11b・・・速度11Mbpsで、利用周波数が2.4GHz。一番古い規格なのでかなり対応機器が多い。喫茶店なんかのホットスポットなんかもこの規格が多い。しかし速度がかなり遅い。普及率は高い。

11g・・・速度54Mbpsで、利用周波数が2.4GHz。11bと互換性のある規格。他の11b規格の機器と電波干渉が起こるので速度が落ちることがある。

製品としては、上記の全てに対応したものもある。さらに最近では・・・

SuperA・G・・・データの転送方式や圧縮技術を導入した規格。理論値では66Mbps。しかも上記3規格全てに対応している。つまり混在して使える。最近はこの規格が多い。

さて規格はまぁこんなもんです。無線LANは、無線LANアクセスポイントと無線LANカードで成立します。ただし無線ということで、キケンもいっぱいです。セキュリティもしっかり用意しましょう。

無線LANセキュリティ

SSID・・・アクセスポイントとパソコン側でIDを設定し、同じIDにしか接続できないようにする。

MACアドレスフィルタリング・・・各無線LAN機器固有の番号(MACアドレス)をあらかじめアクセスポイントに設定することで、他の機器からの接続を受け付けない。

WEP・・・暗号化技術の1つです。64bit、128bit版などがありますが、当然bit数が高い方が安全性は高いです。

WPA・・・WEPの弱点を補うための暗号化技術。かなりの普及率。ユーザー認証技術搭載。

AES・・・WPAに含まれる暗号化技術。

TKIP・・・WPAに含まれる、暗号化に使用する鍵を一定時間ごとに更新することでセキュリティを高くする技術。

ステルスESS-ID・・・アクセスポイントには、周囲にネットワークがあることを知らせるためのEDD-IDを発信する機能がある。通常これを見つけて無線LAN接続するが、これは他者にも認識できるため、危険である。なので、この信号を発信しないようにする技術。しかしこれを行うと、正規ユーザーは、少々めんどうな手段でアクセスポイントに接続しなければならなくなる。しかも結局通信データは空中を飛ぶので、データを暗号化しないと意味はない。

SPI・・・通信パケット(データ)を監視し、不正アクセスを防ぐ機能。LAN側からの送信ログとWAN側からの受信データなどを比較して矛盾があれば遮断する。

以上まぁだらだらと書いてきましたが、ハッキリいって無線LANは「ケーブルが無い」分、スッキリします。が、メリットはそれぐらいかと思います。反対にデメリットは「データが空中を飛び交うのでセキュリティを固めなければ簡単にハッキングされる」「通信速度が有線ほど出ない」など。

さらに、データの暗号化は、解読されてしまう可能性があります。

MACアドレス偽造されてしまいます。

空中を流れるパケット(データ)拾われてしまいます。

まぁ電波とばしてるんですから、危険性が無くなることはないかもしれません。

ちなみに管理人は無線LANにはしません。こわいしー。

それでも導入する方はセキュリティがんばッス!!

 

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